外部出向であらためて感じた当社の強み
貴重な経験をさらなる発展に還元したい


事業推進二部 技術コンサルチーム チーフマネージャー
2008年入社

土壌汚染調査結果をもとに多彩に対応
コストキャップの提案や取り回しも

私の部署は土壌汚染調査および土壌汚染リスクの評価が主業務です。特に土壌汚染調査はお客様の今後の土地の利用用途に応じた調査計画を立て、お客様の目的を達成するために適切な調査を実施する必要があります。調査の方法は法令で決まっているとはいえ、その解釈など細かい点は行政の協議で決まる場面も多く、行政との合意形成までを含め調査に係るあらゆるストーリーを作り、案件をゴールに導いていくのが我々の仕事です。
調査の結果、土壌汚染がなければそれで終わりですし、土壌汚染が確認された場合は土地をきれいにするのか、そのままで活用するのか、様々な選択肢の中からお客様の要望に応じた方法をご提案します。
当社の売りであるコストキャップ保証も、推進一部、二部の技術職が過去のデータや地質等を考慮し調査計画から調査結果の評価までを対応し、提案に至ります。もちろん、保証提案は重要事項なだけに最終は取締役判断となりますが、保証の「土台」となる汚染の想定は我々技術職の腕の見せ所です。

前職は創業メンバーと一緒の会社
実力者揃いで順調に成長の一途

私の前職の職種は、現在とほぼ同じ技術担当で、当社の福永代表をはじめ、後にフィールド・パートナーズの創業メンバーとなる人たちと6、7年一緒に働いていました。私は当社設立後10カ月くらいしてから入社しました。
当時のメンバーは前職で一緒に働いていたため気心は知れていましたし、スーパー営業マン、スーパー技術職が揃っていたため、みんなで良い会社にしようと日夜奮闘していました。
しかし、私が入社した2008年に起きたのが、「リーマン・ショック」。世界的に経済は大混乱となり、日本も株価が暴落し、まるで台風のような景気後退に見舞われました。当社も受注の激減、プロジェクトの打ち切りなどが起こり散々な状況にななり、比較的安価なフェーズ1の案件でさえ受注できないほどの冷え込みでした。しかし、そこはさすがに実力者集団です。ダメージを最小限にくい止め、うまく乗り越えることができました。その後は右肩上がりの成長が続き、年々会社は大きくなっています。

『経験をいかに上手く伝えるか』。格闘する毎日
部下とふれあい、意思疎通にも配慮

私自身キャリアを重ねて指導する立場になり、難しいと感じているのは、経験によって会得したノウハウをどう伝えていくかです。土壌という地面の下の目に見えない汚染を想定するには、土壌汚染の学問的な知識、地質や化学物質の知識だけでなく、「このような業種では過去これくらいの汚染があった」などの経験も必要です。ところが、経験が浅く、知識もないとその判断は難しいものです。経験がないからわからないのはある意味当然かもしれませんが、自らの知識や経験を効率的にかつ体系的に理解してもらえる良い方法はないだろうかと日々頭を悩ませています。また、調査結果が出た際には、「なぜあの調査をしなかったんだ」というような抜け漏れのトラブルを防ぐためにも、コミュニケーションは密に取るようにしています。
日々、試行錯誤ですが、2年ほど大手建設会社へ出向した経験が今の自分の財産です。その出向で学んだ仕事の進め方をはじめ、管理職と部下の関係や指導方法を今の組織に合わせながら実践しています。

良好な雰囲気&コミュニケーション
意志決定のスピードが当社の強み

当社は、若手からベテランまで全体的にうまくコミュニケーションが取れていると思います。上下関係やベテラン、若手の隔たりはなく、社内の雰囲気はとても明るい。もちろん、業務上のことで意見が食い違うことはあります。ただし、それは営業や我々技術職がお客様や当社自身のためを思っての前向きな議論であり、関係者にとっての最善の方法論を見つけ、会社としての方針決定をするために必要なプロセスです。
当社の良さ、強みという点は、何と言ってもスピードです。これだけ規模が大きくなったにも関わらず、会社としての意志決定や決済の早さは私たち社員も驚くほどです。また、コロナ禍をきっかけに、リモート会議、メールによる決済、社員同士の日々のやりとりもチャットアプリを活用するなど、集まらなくても仕事が回せるような仕組みもでき、このような取り組みも業務のスピードアップに寄与しています。

個々人のレベルに応じたサポート体制
土壌汚染に興味があればチャレンジを!

当社が求める人材は、何よりチャレンジ精神にあふれた方です。もちろん未経験でも構いません。詳細なマニュアルや経験抱負な先輩の指導など、その人のレベルごとに適切にサポートできる体制が整っていますから、やる気さえあれば十分に対応できます。ほんの少しでも土壌汚染に興味があるなら、ぜひとも当社で活躍していただきたいと思います。
私自身の今後のビジョンとしては、技術職の言う話ではありませんが、若手社員が悩みをひとりで抱え込まずに何でも相談できる風通しの良い職場環境づくりに力を入れていきたいと考えています。
繰り返しになりますが、出向を経験したからこそ身に付いたものがあります。不動産売買や開発に従事する方に、実際の業務に近い場所で関与させてもらい、そこで得た考え方、業務の進め方などは当社で仕事をする上で大きな力となっています。こうした貴重な経験をできる限り会社に、またより良いご提案を通じてお客様に還元したいと思っています。

※2021年時点の情報です。

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