P1東名阪連携特命部長
P1部 チーフマネージャー
2008年入社
前職では、会長をはじめとするフィールド・パートナーズの創業メンバーとともに、いわば当社の前身ともいえる会社で約6年間働いていました。そして、フィールド・パートナーズが設立されてから約10カ月後、彼らを追う形で入社しました。
創業メンバーは、優れた営業力や技術力を持つ実力者揃いで、彼らとは長年の付き合いがありました。当社は業界では後発組でしたが、スタートアップ企業のように皆で一丸となって良い会社にしようと日夜奮闘していました。しかし、私が入社した2008年にリーマン・ショックが発生。世界的に経済が大混乱し、日本でも株価が暴落、景気は急激に悪化しました。当社も受注の激減やプロジェクトの打ち切りなど厳しい状況に直面し、比較的低価格なフェーズ1案件でさえ受注が難しくなるほどの冷え込みでした。それでも、さすが実力者集団です。被害を最小限に抑え、危機を乗り越えることができました。その後は右肩上がりの成長を続け、会社は年々規模を拡大しています。
私の部署ではフェーズ1調査という資料調査を担当しています。依頼された土地が過去にどのように利用されていたか、地形図や住宅地図、登記簿情報などを駆使して土壌汚染の可能性を調べ、報告書にまとめます。資料やインターネットで十分な情報が得られない場合は、私を含めスタッフや協力会社の方が現地調査を行い、写真撮影やヒアリングなど綿密な調査を行います。
仕事量は年々増加しており、現在は年間3,000件以上の案件を処理しています。毎日十数件の報告書を定時内に仕上げて提出するというサイクルで、報告書の最終チェックが私の重要なミッションです。午前中から報告書を準備し、午後には確認作業と判断のピークを迎え、慌ただしくなります。
当部署は女性スタッフが多く、皆が責任をもって業務にあたってくれています。また、システムの整備や協力会社の支援強化もあり、大いに助けられています。現状はまだ対応可能なレベルですが、今後の業務量の増加を見据え、より効率的な対応方法を検討しながら業務に取り組んでいます。
当社は若手からベテランまで、全体的にコミュニケーションが円滑で、上下関係や年齢による隔たりもありません。社内の雰囲気は非常に明るいです。もちろん、業務上の意見が食い違うこともありますが、それはあくまでお客様や会社のためを思っての前向きな議論であり、最善の解決策を見つけるためのプロセスと考えています。
働き続ける中で、知らず知らずのうちにストレスがたまることもありますので、時折リフレッシュすることも大事です。私自身、スタッフの話を聞いたり、一緒に食事に行ったりして、ガス抜きを図っています。
当社の最大の強みはスピードです。規模が大きくなったにもかかわらず、意思決定や決裁の早さは驚くほどです。このスピード感を活かし、案件をスムーズに進めるためにはチームワークが不可欠です。だからこそ、日々のコミュニケーションを大切にしています。
キャリアを重ね、指導する立場となった今、難しいと感じるのは経験から得たノウハウをどう伝えていくかです。土壌という目に見えない汚染リスクを解決するには、多くの知識と経験が必要です。経験が浅く知識が不足している場合、判断が難しくなるのは当然のことかもしれませんが、私の知識や経験を効率的かつ体系的に理解してもらう方法を模索しています。
私はフェーズ1チームを任される前、フェーズ2の土壌調査に長年携わってきました。汚染の有無を判断し、必要であれば対策工事につなげる業務です。この経験を活かし、フェーズ1調査の結果がその後どのようなプロセスに進むのかを理解してもらうため、現場見学などの取り組みも考えています。土壌汚染対策を広い視野で捉えることで、業務への理解が深まり、より仕事が楽しくなるのではないでしょうか。
当社が求めるのは、チャレンジ精神にあふれた方です。未経験でも問題ありません。むしろ先入観のない未経験者のほうが適しているかもしれません。詳細なマニュアルや経験豊富な先輩からの指導が整っており、各自のレベルに応じたサポート体制がありますので、やる気さえあれば十分に対応できます。
業務内容は資料作成、調査、工事、営業など多岐にわたります。希望職種で働き始め、新しいことへ挑戦したければ他部署への異動も柔軟に対応します。また、福利厚生や教育・スキルアップ支援も充実しており、長期的に安心して働ける環境が整っています。
業界としてはニッチかもしれませんが、お客様の土壌汚染問題を解決するという意義のある仕事です。知れば知るほど興味が湧く分野で、将来性も十分にあります。少しでも土壌汚染に関心がある方は、ぜひ当社でその力を発揮していただきたいと思います。
※2024年時点の情報です。