調査業務地歴調査および土壌・地下水汚染調査により、
汚染の状況を適切に把握します。

土地利用履歴から必要となる適切な調査を実施し、
確認された汚染状況に内包されている不動産リスクや
その解決策である対策工事のご提案までを一貫して行います。

調査業務の概要

調査業務は定性的に評価するフェーズ1調査-地歴調査と実際に土壌試料を採取した上で汚染の有無を定量的に判断するフェーズ2土壌調査に分かれます。
フェーズ1調査-地歴調査は土壌調査の最初のステップであり、古地図や登記簿謄本等の資料から土壌汚染が存在する可能性を評価します。
フェーズ1調査-地歴調査により汚染が存在する可能性が示唆された場合は、汚染のおそれの区分に応じたフェーズ2土壌調査を計画し、平面・深度方向と段階的に調査を実施して汚染の全容を把握していきます。

調査業務の流れ

土壌汚染対策法や地方自治体の条例等が規定する、一般的な土壌調査の流れは以下の通りです。

フェーズ1

フェーズ1調査-地歴調査

内容
古地図等資料から土地の利用履歴の確認
日数
約1~3週間
費用
約10~20万円

対象地における土壌汚染が存在する
可能性を定性的に評価します。

・フェーズ1調査
過去の地形図、空中写真、住宅地図等を用いて、対象地における土壌汚染が存在する可能性を評価します。
当社では、住宅地図等での土地利用履歴の確認、水質汚濁防止法など関連法令の届出情報の確認および土壌汚染対策法の区域指定情報確認等とそれらに基づく土壌汚染が存在する可能性の評価をスタンダードとして提供しています。
これらに加えて、ご依頼者様のニーズにあわせて、既往報告書・提供資料による土壌環境の確認、登記簿謄本等の調査、現地調査及び関係者へヒアリングを実施することも可能です。
・地歴調査
フェーズ1調査と同様に古地図、登記簿謄本、関連法令の届出等の資料、現地調査やヒアリング等から土壌汚染が存在する可能性を定性的に評価します。
加えて、土壌汚染対策法や各自治体の条例等で調査が求められる場合には、次段階調査の計画を立てるため、汚染の可能性だけでなく、対象地内のどこでどのような特定有害物質を使っていたかまで調査を行います。
土壌汚染が存在する可能性が小さい場合
完了
フェーズ2実施が物理的・時間に困難な場合
フェーズ1.5

フェーズ1調査-地歴調査および部分的に実施した調査の結果から敷地全体の汚染状況を推定します。
稼働中の商業施設や工場など全域の調査が困難な場合に有効です。

フェーズ2

表層調査~汚染の有無と平面的な広がりを確認~

内容
表層1mの土壌ガスと表層50cmの土壌の分析
日数
約3~4週間
費用
30m×30m当たり30万円~50万円が目安です。

汚染のおそれの区分に応じて土壌試料を採取し、
平面的な汚染の分布を把握します。

調査内容
・土壌ガス調査
土壌中から揮発してくる土壌ガスを地表面で採取・分析します。
・表層土壌調査
表層土壌(50cm)を採取し分析します。汚染のおそれの区分によっては複数地点の試料を混合し、分析する場合があります。
土壌汚染が確認されなかった
完了

詳細調査(ボーリング調査)
~汚染物質がどの程度の
深さまで浸透しているかを確認~

内容
原則深さ10mのボーリングによる土壌の分析
日数
約1ヶ月~2ヶ月
費用
汚染の程度により数百~数千万円
※1地点当たり20~50万円が目安

表層調査で基準を超過した区画においてボーリング調査を実施し、汚染の分布を3次元的に把握します。

調査内容
・ボーリング調査
深度方向の土壌を採取し、分析します。基準を超過した深度より深い基準適合深度までが土壌汚染対策の範囲となります。
・地下水調査
土壌溶出量基準値を超過した地点において地下水を採取・分析し、地下水汚染の有無を評価します。
フェーズ3

対策工事

対象地の利用計画に合わせた対策工事や
解体工事をご提案します。

さまざまな種類の対策、施工方法の中から、お客様に最適なプランを選択し、適切な管理のもと対策を実施します。

※各調査対策の費用は、敷地面積、形状等によって異なります。

分析業務の短納期・低価格化

当社では、分析・調査業務に係るサービス向上を実現するために、資本業務提携関係にある株式会社環境管理センター(以下、「環境管理センター」と言う)との合弁にて、「株式会社土壌環境リサーチャーズ」を運営しています。
当社の土壌汚染リスクに関するノウハウと環境管理センターの環境計量証明業における豊富な実績・設備環境をもとに、土壌・地下水分野に特化した専用分析ラインを設置し、お客様への「迅速な土壌・地下水分析結果」、「魅力ある分析価格」を提供しています。


土壌環境リサーチャーズ

土壌環境リサーチャーズは、土壌・地下水分野に特化した専用分析ラインを設置し、最適なオペレーションを構築しています。

Point_1 迅速な土壌・地下水分析結果の提供

土壌環境リサーチャーズでは、徹底的に分析業務を効率化することにより、検体分析にかかる日数を大幅に削減しています。
これにより、短期間での分析結果のご提供、調査業務(表層調査・詳細調査)の完遂が可能です。

Point_2 魅力ある分析価格を提供

土壌環境リサーチャーズでは、徹底的に分析業務を効率化することにより、分析費用を大幅に削減しています。
これにより、安価での土壌調査業務のご提供が可能です。

事業内容