事業推進三部 技術コンサルチーム
2020年入社
私は当社を1回退職した出戻りなんです。新卒で鉄鋼メーカーに入社し、そこを約1年で辞めて当社に入社し、現在と同じ、土壌調査の技術職として業務に携わりました。土壌汚染や環境に関する知識がまったくなく入社したため、最初のうちは覚えることが多く多少苦労しましたが、先輩からいろいろ教えていただき、“土壌汚染調査技術管理者”という国家資格も取得しました。
このまま頑張っていこうとも思ったのですが、もともと学生時代の専攻が機械系だったので機械メーカーで働きたいという気持ちが強く、2年半ほどで退職を決意。周囲は、希望が叶った転職に理解を示してくれて、とても円満な退職でした。ところがその機械メーカーの社風に馴染めず、悩んでいた時期に当社の部長と会う機会があり、「戻ってきたらどうだ」と声を掛けていただきカムバックしました。
約2年のブランクを経て当社に戻って来た際は、「なんで戻ってきたんだ」などと思った社員もいたかもしれません。ただ、全体の印象としては快く受け入れてもらえたように思います。“来る者は拒まず”、そんな社風のせいかもしれません。
戻ってまず感じたのは、以前と比べて働きやすくなったということ。業務改革が進み、自社でやること、外注すること、部署の責任範囲など、業務分担が明確になっていました。業務が効率化したことで、退職前よりも残業時間も減りました。
現在の業務は以前と同じ土壌汚染の調査が主で、具体的には、土壌調査の計画立案、現場管理、調査結果が出たらそれを報告書にまとめる業務です。現場の実務や土壌の分析などは専門の協力会社に任せ、私たちは調査全体の管理をします。
業務内容は以前と同じですが、常に効率化を図る姿勢は、あらためて当社の前向きさを実感しました。
私が業務を進める上で意識しているのは、常に「マルチタスクでありたい」ということです。つまり、自分がやる、人に任せる、チームでやる、外注するなど、どのような形で対応するにしても、自らが流れを作り、複数の業務の流れを止めないことを第一に考えています。各業務の対応を間違えるとトラブルにつながってしまうこともあるため、細心の注意を払いながら複数の業務を並行して進めています。
また、営業がスムーズに仕事ができる状態をつくることが大切だと思っています。お客様と直接やりとりするのは営業ですし、営業のニーズはお客様のニーズでもあるからです。そのために、営業がお客様に説明する際の資料づくりに協力するほか、時には同行してアドバイスをするなど、営業の仕事がスムーズに行くよう心がけています。先ほどは業務分担が明確化している、と言いましたが、積極的に他のセクションに関わることは否定しないのも当社の強みだと思います。それらを通じて、営業から「ありがとう、上手く行ったよ」と言ってもらえた時や、お客様から「こんな無茶なスケジュールでやってくれるのは御社だけだよ」と感謝の言葉をいただいた時は素直にうれしく、充実感を得られます。
調査という業務は、一見地味です。営業はお客様の悩みを解決するために提案し業務を獲得してくる花形、工事は調査に比べて大きな金額を扱うということで会社の利益の源泉なのに比べ、調査はそのいずれでもありません。しかし、調査から始まり、それが大きな仕事につながることはあります。言い換えれば、最初の調査が不正確であればお客様にも会社にも不利益を与えてしまいますし、何より調査によって得られた正確なデータがあって初めてお客様を適切にゴールに導くシナリオを描くことができるという意味で、非常に重要なポジションだと自負しています。当社の主要なサービスの一つであるコストキャップ保証の設計は私たちのチームが担当しています。コストキャップ保証はお客様の悩みを解決するためのソリューションの1つですので、それに携わることは当社の調査に関わる技術職の醍醐味だと言えます。
私は土壌汚染調査に意義を感じるとともに、当社のビジネスモデル、社風が好きです。自分の携わった業務がお客様や会社の利益に直結するのを間近で経験ができるのも、他社の技術職では経験できない当社の特徴だと思います。
当社が求めるのは、前述したようにマルチタスク、複数の業務を同時進行で行える能力のある人材だと思います。大学の専攻などは、全く関係ありません。土壌汚染の調査や対策をするというと環境系や土木系と思われがちですが、当社には他の専攻出身者もたくさんいます。ですので、極端なことを言えば、まっさらな状態で来ていただきたいです。入社してから覚える機会は多いですし、教えてくれる先輩はいくらでもいます。要はやる気さえあれば大歓迎です。
別の建設コンサル会社などと一緒に仕事をする際、一つの案件に対してこちらは私だけ、向こうは4〜5人で担当するようなことがあります。つまり他社なら複数人でこなす仕事を当社は1人で担当。当然、仕事量は多くなりますが、それだけやりがいや達成した時の満足感も大きくなります。かつての私のように、いまの会社で行き詰まっている人、新しいことに挑戦したい人、当社でやり直してみませんか!
※2021年時点の情報です。