キャリアを活かし、最終チェックの重責を担う
時間制限も伴うなかで大量案件をこなしていく

P1東名阪連携特命部長 事業支援部 
P1チーム チーフマネージャー
2020年入社

大学時代は地球科学(地学)を専攻
建設コンサルタント時代に多くの知識を習得

私は大学時代、地学系の学科で陸水学(河川、湖沼及び地下水などの研究)を専攻していました。
クラスの友人は中学・高校時代から地学が好きで進学した人が多かったようでしたが、私は、教師になりたかったので、教職過程があればどこの学部・学科でも良く、特に地学が好きというこうとはありませんでした。
しかし、地学は巡検(野外実習)など、自然に触れる機会が多く、湖や地下水などの研究を通して、地形・地質などの地球の歴史を学ぶとても面白い学問だと気づき、すぐに好きになりました。
地学の魅力を知った私は、社会人になっても自然を相手に仕事をしたいと考え、建設コンサルタントに入社しました。
最初に配属されたのは、地下水調査を主な業務としている課でした。
怒られてばかりいましたが、「地形・地質・地下水の知識」や「技術者の在り方・心得」など多くの事を学び、今の私の基礎となっています。

30年前の地下水汚染対策現場
社長との出会い

約30年前、土壌汚染サイトの調査・対策の現場責任者として、半年間、地方都市に常駐していました。
その地方都市は水道水源の全てを地下水で賄う都市で、一定規模以上の人口では国内で唯一、世界でも稀少な都市です。
現場は、貴重な水道水源の上流側に位置しており、対策をしなければ、水道水源が汚染されてしまう可能性があり、適切に調査・対策を行うことが急務でした。
当時は、現在の土壌汚染対策法や、その前身の「指針」ができる10年程前のことで、浄化対策手法なども現在のように確立していない時期でした。
そのような背景から、当時、土壌・地下水汚染調査・対策を主導していた国の研究機関の先生方が、この現場で「土壌ガス吸引法」という浄化方法の効果を確認することを決め、その現場責任者として常駐したのが、私でした。現場を通して、先生方にご指導をいただきながら、多くの貴重な体験ができました。ここでの経験や人脈が、土壌汚染業界の仕事に携わる基礎となった事は言うまでもありません。
また、この現場は、重要な水資源を守るという役割と国の研究機関の研究サイトということから、市民や多くの関係者に注目され、マスコミ、政府関係者、同業者、水処理メーカーなど、多くの関係者が連日のように取材、視察などで訪れていました。
この時、当社の代表もこの現場を訪れており、その当時交換した名刺は今でも持っています。30年経過して、同じ職場で土壌汚染の仕事に携わっているのは、何か不思議な縁を感じます。

年間2,000案件超の報告書のチェック
重責あるチェック業務を日々遂行

私は、フェーズ1と呼ばれる資料調査を担当しています。
フェーズ1調査は、過去の地形図、住宅地図、地質図等を収集し、対象となる土地に土壌汚染を引き起こす可能性のある施設の有無を確認する調査です。
仕事量は増加傾向にあり、1日十数件の報告書を18時までに納品する必要があり、報告書の最終チェックが私の担当です。
懸念施設の見落としはないか、考え方に矛盾やブレはないか、誤字脱字はないかなど、短い時間での確認と判断が必要となり、納品するまでの時間は慌ただしいです。ただ、チームのメンバーが考え方を共有し、しっかりとやってくれていることと、システムの整備や協力会社からの支援強化など、会社全体での取り組みによりミスや遅延は極力抑えられていると思います。
今後は、さらなる件数増加が見込まれるため、興味がある人がいれば、弊社の人材募集にエントリーをお願いします。

理想的な環境がさらなる発展するために
経験と見識を後進たちへアドバイス

弊社は、資料調査を行うフェーズ1、土壌状況調査等を行うフェーズ2、汚染対策工事等を行うフェーズ3、そして全体をプロデュースする営業など、ワンストップですべて完結するという強みがあり、社員にとってもあらゆる知見が手に入る理想的な環境だと思います。
弊社は、土壌汚染のコンサルタントであることから、土壌汚染については圧倒的な知識を持つこが重要であるため、多くの勉強をする必要があります。
当社の新卒、第二新卒社員の研修はすべてのセクションを体験するのですが、最初が私のチームです。
新卒、第二新卒社員への教育は、フェーズ1の流れや作成方法を教えるのは当然ですが、技術者として在り方、心得など、自分がこの業界で長年やってこれた基礎となった考えを少しでも感じてもらえればと思って、指導しています。

スポーツで汗を流すのがオフの楽しみ

前は、よく飲みに行っていましたが、今はコロナ禍で飲みに行けなくなり、健康的な生活を送っています。
平日は帰宅ラン、休日は歴代の会社のラン仲間とトレイルラン、湧水巡りランなどランニングを楽しんでいます。
コロナ渦前は駅伝やフルマラソンの大会によく参加していました。
また、50歳以上のサッカーチームに入っており、小中学校の友人、高校の友人、以前の会社の友人など、こちらも歴代のサッカー仲間と汗を流しています。
オンもオフもできることを精一杯楽しみながらやっています。

※2021年時点の情報です。

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