PFOS/PFOAによる地下水汚染の浄化に向けて、除去設備の稼働を開始しました。
われわれの土壌汚染に係る課題解決の取り組みによって、人々の健康と環境を守るという信念のもと、PFAS(有機フッ素化合物)による土壌地下水汚染の浄化への取組みも行っています。
PFASは分解しにくく、長期にわたり環境や人体に影響を及ぼす可能性がある物質で、地下水を拡散経路にして広域に広がる危険性を有しています。このため、これまで培った地下水浄化対策の技術的知見を活用し、汚染状況にあわせた設備設計を行い、拡大防止ならびに地下水からのPFOS/PFOA除去設備の提供を行って参ります。
このたび、 PFOS/PFOAによる地下水汚染が確認された事業者様敷地内において、バリア揚水およびイオン交換樹脂によるPFOS/PFOA除去を行う地下水浄化設備の設置を完了し、浄化プロセスを開始いたしました。
当社は、土壌汚染対策法の規制物質に限らず、新しい規制物質(検討中の物質を含む)に対して、積極的に取り組むとともに、技術の提供を通じて、事業者様や地域住民の不安の払しょくに誠実に向き合い、単なる「汚染への対応」ではなく、信頼と透明性を軸にした包括的な問題解決を目指します。本取り組みが、健やかな環境を次世代へとつなぐ第一歩となるよう、今後も一層の努力を続けてまいります。
■処理水質
PFOS/PFOA合算値
・原 水:320ng/L
・処理水:< 5ng/L
■処理水量
~50m3/hr